
八女発心会グループは複数の農家と契約し、
地元の食材を毎食お届けします。
施設内でつくる おいしい嚥下食
八女発心会はすべての施設で毎食調理しています。入居者の皆さまが一緒にで食べるお食事だから同じ料理を並べたい。
見た目はほとんどそのまま、柔らかさを変えた「黒田式ソフト食」に力を入れています。
たとえばほうれん草のおひたしなら、ソフト食では葉の部分だけを通常より長く蒸して食べやすくします。
施設内の厨房でつくるから、入居者様一人ひとりに合わせられるのです。
行事食も充実
美味しく安心な地元の野菜で健康に

建物の広さとともに食事にも気を遣いました。私は「食事こそが治療の始まり」と考えています。
毎日新鮮な野菜を手に入れるため、グループ全体で農園と契約しました。食事はすべて施設内で調理。
毎日の食事は野菜中心です。決してホテルのように豪華ではありませんが、素材の味を活かしたやさしい味つけを目指しました。
食欲の湧かない刻み食やミキサー食は避け、見た目は通常食と同じまま食感を柔らかくしたソフト食や季節ごとの行事食など、美味しく食べられる工夫に取り組んでいます。
食費はどの施設でも赤字です。それでも地元の野菜を使い続け手間ひまをかけるのは、入居者のみなさまに身体の内側から元気になっていただきたいから。
私の長男は糖尿病の専門医でもありますから「食事に関してできることはやり尽くしたい」と同じ意見のもと指導しています。